ジャパンCのラップを見ると、前半1000m(以下、5F。1F=100m)通過は60秒1、後半5Fが59秒1。前からいっているように、この距離であっても、東京コースの60秒台っていうのはスローペースです。そんななか、サムソンは中団。ムーン、ポップロックより後ろで展開していました。
で、4コーナーで大外を回ったのがサムソン、内を通ったのがムーンとポップロックです。スローですから、前で展開して経済コースを通った連中に分があるのは自明の理ですよ。しかも武豊は、内に入ろうと思えば向こう正面で入れたはずなんです。団子でもなかったし、サムソンの内には1頭しかいなかったんですから。敗因はペースに対しての位置取り、すなわち鞍上のミスです。(伊藤友康)
〜馬体、レースラップから分析〜
相馬のプロはこう読む!
「△はいらない」
と、キッパリ言い放った伊藤。今回は菊花賞の上位組、3歳牡馬をズバリ、馬券から外すという診断が出た。上位に採ったのは3歳馬のなかでも牝馬のウオッカ。
前走のジャパンCは4着に敗れたが、ほぼ最後方の位置から上がり3ハロン最速タイムの33秒6で追い込み、勝ち馬とはわずか0秒2差なら悪くない。これもエリザベス女王杯を跛行で取り消した影響があっての競馬。秋3戦目で疲労は多少あるにしても、有馬記念の時季になれば、それはどの馬にとっても同じ条件だ。
古馬勢からはそのジャパンCで3着だったメイショウサムソンに、2着のポップロック。ともに東京よりは中山のほうが競馬はしやすくなるはず。かたや今年のリーディングジョッキーをほぼ手中にしている武豊騎手。かたや有馬記念3勝の“有馬男”ペリエ騎手。3歳牝馬ウオッカを、名手2人が負かしに行く。それ以外に用はない。各馬の馬体、走破ラップから、伊藤はそんな図式を頭に描いているようだ。
【伊藤友康/有馬記念の決断】
- ◎ウオッカ
- ○メイショウサムソン
- ▲ポップロック
※ここでの評価は11月25日終了時点のものです。よって、レース当日の伊藤友康氏の予想とは異なる可能性、また、ここで取り上げた馬が出走しない場合もありますことを、あらかじめご了承ください。















