25日、東京競馬場で行われた第27回ジャパンC(GI、芝2400m)は、直線半ばで先頭に立った5番人気のアドマイヤムーン(単勝1,090円)が、4番人気ポップロックの猛追をアタマ差しのぎ切って世界の頂点に立った。勝ちタイムは2分24秒7。岩田騎手は東京競馬場での初重賞制覇が、記念すべきジャパンC制覇となった。
◇ジャパンカップ【関連コラム】・ジャパンC/名手の誤算 - 馬券ブレイク
◇ジャパンカップ【レース結果/払戻金】
・東京10R ジャパンカップ
25日、東京競馬場で行われた第27回ジャパンC(GI、芝2400m)は、直線半ばで先頭に立った5番人気のアドマイヤムーン(単勝1,090円)が、4番人気ポップロックの猛追をアタマ差しのぎ切って世界の頂点に立った。勝ちタイムは2分24秒7。岩田騎手は東京競馬場での初重賞制覇が、記念すべきジャパンC制覇となった。
◇ジャパンカップ【関連コラム】 「外国から一流馬を招待して、日本で国際競走を実施したい」という声が高まる中、1981年にアメリカ・カナダ・インド・トルコから計8頭の競走馬を招待し、本国初の国際競走としてジャパンCの第1回大会が施行された。
国際招待競走の実施案そのものは、すでに70年代前半から議案として採りあげられていたのだが、当時はまだ「時期尚早」という意見が大半を占め、結局、構想から実現までに10年近い歳月を要している。
当初は北米とアジア地区からの招待のみでスタートしたこのレースは、翌年の第2回からヨーロッパ・オセアニア地区の招待馬も加わり、さらに第3回からは地方馬の参戦が可能に。これによりレース態勢が整ったジャパンCは、84年のグレード制導入に伴いJRAのGI競走に指定されることとなった。
また、92年からはICSC(国際セリ名簿基準委員会)により国際GI競走に指定。99年からスタートしたワールドレーシング・チャンピオンシップに初年度から加わったことで、香港・UAEからも招待馬が選出されるようになり、今日に至っている。
レースは馬場改修工事を行った02年に中山競馬場(芝2200m)で行われた以外はすべて東京競馬場で行われており、現在の優勝賞金2億5000万円は、下半期に北半球で行われる芝のレースでは最高額。凱旋門賞かブリーダーズカップからジャパンCを経て、香港国際競走に向かうというローテーションを採る馬も多いが、近年は日本の競走馬のレベルが上がったこと、さらに日本の競馬場特有の硬い馬場では、芝の深いスタミナタイプの天下である欧州馬が能力をフルに発揮することができないでいる。
また、検疫の厳しさなどの要因から、予備登録こそするものの、いざ招待という段階になって参戦を辞退する海外陣営も増えてきているのが実状だ。
設立当初は外国馬の独壇場となっていたこのレースだが、第3回ではキョウエイプロミスが日本馬として初の連対(2着)を果たし、翌年はミスターシービーとシンボリルドルフという2頭の3冠馬が参戦。日本馬初優勝の期待を抱かせた。この期待には見事に応えられたのだが、勝ったのはなんと10番人気。無欲の逃げを打ったカツラギエースで、当時の競馬ファンはふたつの意味で度肝を抜かされることになる。
以降日本馬は、昨年のディープインパクトまで、最多の12頭が優勝馬に名を連ねている。
最多勝利騎手はL・デットーリの3勝(シングスピール、ピルサドスキー、ファルブラヴ)。調教師ではM・スタウトがシングスピールとピルサドスキーで挙げた2勝が最多。
またジャパンCには、その年の凱旋門賞馬が度々参加しているものの、同年の凱旋門賞馬にとってジャパンCは鬼門ともいえる存在となっている。事実、これまでに参加したトニービン、キャロルハウス、アーバンシー、エリシオ、モンジューの5頭はエリシオが3着(ストラテジックチョイスと同着)した以外、いずれも馬券圏内から外れている。
今年の凱旋門賞馬、ディラントーマスも現時点では招待を受諾しているが、そのジンクスを破れるかどうか。ここにも注目したいところだ。
| 2006年第26回ジャパンカップ(G1) | |||||||
| 着 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性年 | 騎手名 | 斤量 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | 6 | ディープインパクト | 牡4 | 武豊 | 57 | 池江泰郎 |
| 2 | 6 | 7 | ドリームパスポート | 牡3 | 岩田康誠 | 55 | 松田博資 |
| 3 | 3 | 3 | ウィジャボード | 牝5 | デットー | 55 | ダンロッ |
| 2005年第25回ジャパンカップ(G1) | |||||||
| 着 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性年 | 騎手名 | 斤量 | 調教師 |
| 1 | 7 | 14 | アルカセット | 牡5 | デットー | 57 | クマニ |
| 2 | 8 | 16 | ハーツクライ | 牡4 | ルメール | 57 | 橋口弘次 |
| 3 | 4 | 8 | ゼンノロブロイ | 牡5 | デザーモ | 57 | 藤沢和雄 |
95年から拡大した中央と地方競馬の交流競走により、ジャパンCと同じような国際競走の実施を求める声が高まり、ジャパンCから遅れること19年の2000年に創設された国際GI競走。JRAでは97年にはじめてダートのGIに昇格したフェブラリーSに続く2つめのダートGI競走である(国際招待競走としては日本唯一)。
設立当初は外国馬にとってボーナスレースに等しい存在であったジャパンCとは異なり、このジャパンCダートはこれまで、実施された7回中6回で日本馬が優勝を果たしている。
最多優勝騎手は武豊の3勝(クロフネ、タイムパラドックス、カネヒキリ)で、2勝以上を挙げている調教師はまだいない。
これには明確な理由がある。
芝が主流である欧州やオセアニアから強豪が参戦しないこと。また、ダートが主流である北米地区は、世界最大のイベントであるブリーダーズカップが終了して間もないことから、日程的に参戦を控える傾向にあるからである。
また、ひとくくりにダートといっても、日本のダートはどちらかというとパサパサの砂でスタミナが求められるコースになっており、ダートというより、むしろサンドコースといっていい。
これに対し、北米のダートは路盤自体にクッションが効いており、文字通り土(ダート)の上でのレースである。こちらは完全にスピード重視の馬場であり、この砂質の違いが北米のトップホースの参戦を躊躇させる大きな要因となってる。
芝では古馬による秋GIシーズンの王道体系が天皇賞〜ジャパンC〜有馬記念と確立されていたが、ダート路線ではこれがなく、以前のダート馬にとって秋は東京大賞典だけが目標となっていた。
しかし97年にジャパンCダート、そして翌年にJBCクラシックが創設されたことにより、芝路線と同じくダート路線でも、JBCクラシック〜ジャパンCダート〜東京大賞典という体系が整えられた。さらに翌年の川崎記念、もしくはフェブラリーSからドバイワールドカップへと向かう筋道も整備されることとなる。
今年は11月9日現在で、北米・英国からそれぞれ2頭の計4頭が選出済み。そのうち、米国のフィッツフラッグは喉の異常を理由に招待を辞退している。対する日本馬はJBCクラシック優勝のヴァーミリアンをはじめ、ブルーコンコルド、サンライズバッカス、フリオーソ、それに前哨戦の武蔵野Sを制したエイシンロンバードと、故障したアロンダイトを除いても層が厚い。
国際競走ではあるが、実際には今年も日本のダート重賞戦線のひとつとして考えたほうが正しい、そんなレースになりそうだ。
| 2006年第7回ジャパンカップダート(G1) | |||||||
| 着 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性年 | 騎手名 | 斤量 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | 4 | アロンダイト | 牡3 | 後藤浩輝 | 55B | 石坂正 |
| 2 | 4 | 7 | シーキングザダイヤ | 牡5 | 武豊 | 57 | 森秀行 |
| 3 | 8 | 15 | フィールドルージュ | 牡4 | 吉田豊 | 57 | 西園正都 |
| 2005年第6回ジャパンカップダート(G1) | |||||||
| 着 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性年 | 騎手名 | 斤量 | 調教師 |
| 1 | 5 | 10 | カネヒキリ | 牡3 | 武豊 | 55 | 角居勝彦 |
| 2 | 4 | 7 | シーキングザダイヤ | 牡4 | 横山典弘 | 57 | 森秀行 |
| 3 | 3 | 6 | スターキングマン | 牡6 | デザーモ | 57 | 森秀行 |
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